人間性の復興とは


人間性の復興

 

人間性の復興とは、自らの内に内在する無限の可能性を秘めた真性(宇宙に繋がる深層心理)に触れ、自ら対話しながら進化成長していくことをいいます。


日々生活する中であなたが自分と認識しているあなた自身の顕在意識に対し、あなたの心の内深くに秘められた真性=深層心理を潜在意識と言います。

潜在意識とは、無限の可能性を秘めた宇宙に繋がる意識そのものです。

 

 

潜在意識に触れる

 

 

あなたがあなたをはぐくむ真性(親性)に触れることができ、はぐくむあなた自身との対話をはじめることができたとき、成長が螺旋を描いて加速していくのを実感できるでしょう。

あなたが触れている深層心理は無限の可能性を有するあなた固有の小宇宙であり、全体の集合無意識でもあります。

 

 潜在意識との対話はとても内的な繊細な作業であり、また、孤独な作業とも言えます。

 

   

 

対人関係における気づきのモデル

 

一方対人関係を中心としたコミニュケーション心理学で、しばしば引用されるのが「ジョハリの窓」です。

人間には4つの領域(窓)があるといいます。

 

1.黄色:自分が知っていて他人も知っている「オープンな窓」

2.緑:自分は知っているが他人には秘密にしている「隠された窓」

3.桃:他人からは見えているが自分は気づかない「見えない窓」

4.紫:自分からも他人からもわからない「未知の窓」です。

私たちは他人とのコミニュケーションにおいて、自分の秘密の部分を開示していったり、他人の指摘を謙虚に聞くことにより、顕在意識の領域における自分のオープンな窓をどんどん広げていくことができます。

 

未知の窓=潜在意識とつながりオープンな窓が広がっていくことは、しばしば結果として現れてくるものですが、対人関係や平面だけは表現しきれない繊細なプロセスであることをあなたはもう知っていますね。

 

既成概念を手放す

 

それでは、何故、私たちは他者との交流をとおして結果的に未知の窓(潜在意識)に触れオープンな窓の領域を広げていくことができるのでしょうか。

それは、自分の隠していたい部分を開示したり、自分の知らない自分に気づかされたりするうちに、自分の既成概念(思い込み)が自分の窓を狭くしていたことに気づき、その事実を受け入れ、余分な既成概念(思い込み)を自ら主体的に手放していく意識成長のプロセスを積み上げているからなのです。

 

機会あるたびに自分を振り返り、既成概念から自由になっていくことが、人間性の復興への基本姿勢です。

 

 

意識の成長モデル

 

左の図は、意識の成長モデルを表したものです。

 

意識を三つの層でとらえた場合、下から過去・現在・未来、環境・自分・宇宙で表すことができます。自分を取り巻く現在の現実を中心に考えた場合、現実とは集団幻想のうえに展開されていますね。ですから、既成概念を手放して責任意識を広げていくことで、周囲に先んじて成長の過程を歩むことができるのです。

 

過去の背景から学びを得て、既成概念を手放していくこと、現在の自分が心の成長に伴い主体的に責任意識の幅を広げていくこと、未来(宇宙)につながる本質を追究していくことで潜在意識とつながり、創造を生み出していくこと、私たちはこの層において同時に意識の成長過程を歩むことができるのです。

 

 

 

シーソーのように(1)

意識の成長プロセスはシーソーのようにイメージするとわかりやすいですね。

 

現在の自分を取り巻く顕在意識の領域から、未来を育む潜在意識の領域に上昇すれば誰もが無限の可能性を享受することができます。

 

とはいえ、等身大の素直な自分に気づけば気づくほど、自分には無限の可能性が開かれていると信じていない内面をかかえていませんか。否定的な既成概念を内側にかかえたままでは、無限の可能性の恩恵を享受することができないのです。現在の自分の顕在意識は、過去の否定的な既成概念の影響を色濃く受けていますので、過去に下降し、再体験し、手放すプロセスが必要なのです。

この再体験のプロセスは、かつて体験したとき伴った感情を再体験することになりますので、その感情が強いほど、激しいショック、怒り、悲しみなどを伴います。

 

勇気を出して、向き合い、手放すことができたとき、シーソーが大きく上昇し、ご褒美のような至福の感情を味わうことができます。

 

機会あるごとにシーソーをおおらかに「ぎっこん・ばったん」とこぎ、バランスをとりながら、明るく成長していきたいですね。 

 

 

シーソーのように(2)

あなたが意識の成長を認識しはじめると、待ってましたとばかりにさまざまな機会が訪れるでしょう。向き合いたくない過去の否定的な感情に突然直面する機会がやってくるかもしれません。

 

ピンチはチャンス!

 

そのときこそ、成長の大チャンスなのです。

シーソーが過去に下降したままでは、既成概念は手放せません。

慟哭が襲ってきたら、涙の浄化の力に身をゆだねましょう。怖れが襲ってきたら、その感情が今の自分を束縛していることに気がつくチャンスですね。

目を閉じて深呼吸するゆとりができるまで、呼吸を整えましょう。 フラットなあるがままの自分にもどりましょう。

そんなとき、遠くからいつも自分を見つめてくれている、もうひとりの自分を意識するとよいかもしれませんね。

 

あなたに与えられた成長の機会を振り返るのは、少し時間をおいてからのほうがよいかもしれません。激しい感情に揺さぶれた直後より、ゆったりとした時間が持てたときに。

 

手放すことのできた、過去の既成概念(思い込み)について、できるだけ具体的に意識にあげ、ときには文字にしてみてはどうでしょうか。そのときあなたが気づいていなかったことでも、遠くから自分を見つめていたもう一人の自分は知っています。得られた学びの意味をもう一度問いかけて確認してみてくださいね。無限の可能性を引き出してくれるのは自分の真性なのですから。

 

さあ、過去に捉われていた否定的な感情から、自分が完全に自由になっていることが実感できましたね。