誘惑

普段は雑誌を能動的に見ることはあまりないのですが、美容院に行くと、自分の年代にあった雑誌に何冊か目をとおすことができます。昨日はおしゃれなミセス向けの月刊誌を見ていて、ちょっと居心地が悪くなりました。

例えば若く生き生きと魅力的であるための工夫として、「かつて、自分を崇拝してくれていた男性をランチに誘って、自分の魅力を再確認してみる」とか・・・夜は家族のために最大限時間を使って奉仕しているので、空いた昼間の時間を魅力維持のために有効利用するのだそうです。

 

普段24時間、家族のために惜しまず時間と労力を費やしている忙しい主婦だから、息抜きは蜜の味と誘惑するのでしょうか。かつて雑誌世代だった私は考えさせられちゃいました。

家族が自分をちやほやしてくれ、よい気持ちにさせてくれるはずもないことは分かりきっていますよね。すり替えてかつての高揚感を再体験したくなることはあるかもしれないし、それとは関係なく、単に若返りにゲームのように夢中になるってこともあるのかもしれない。

 

人間性の回復について、真剣に考えれば考えていくほど、私たち女性の責任の大きさを思い知らされます。私たちはたとえそのような悪の花意識を歴史的に生まれつき持ち合わせているのだとしても、そこに気づき、その魔性を自分から手放していくことが問われているのではないでしょうか。