はぐくみ

日本の借金は842兆円を超え、一世帯当たりに勘案すると1600万円にもなろうとしています。

企業であれば、経営を抜本的に変革しなければ立ちゆかぬ状況にあるためか、ここのところ総理大臣が頻繁に変わっていますね。国が企業のように倒産しないのは、融資(国債の引受)が受け続けられるためです。ここには日本国が破たんすると思っていない国民の集合意識が大きく作用しています。

1400兆円もの金融資産の裏付けがあるから大丈夫という論理を受け止めて、温かく見守りつづけているのが国民です。

 

この状況は例えて言えば、成人した息子が、家の2800万円の預金をあてにしながら、1700万円の債務超過を「へ」とも思わず、無担保で借金をし続けている状況です。老後の資金にとこつこつ貯めてきた「虎の子」を守りながら、浪費を繰り返す息子をじっと見守り、「入ってくるお金だけで生活するのですよ」。などと言いながら不況下で収入ののびない息子の未来をはぐくむ親のようですね。

 

今も昔も日本の国は、純粋に家族を思う多くの良民に支えられ続けているのですね。

 

2010年9月