子どもの異常行動とストレス

脳では、視床下部の神経がストレス反応の起点となり、それが左図の赤い部分、脳下垂体から副腎皮質ホルモン分泌を促し、副腎皮質からストレスホルモンであるコルチゾールを分泌させて、種々のストレス反応を発現させ、戦う、逃げるなどの行動を引き起こします。 ストレスが長期に及ぶとコルチゾールの過剰な分泌が続き、うつ病の発症にかかわるといわれています。

 

親の庇護下にある子どもは、生活環境を自分で選択することや周囲の状況をコントロールすることができません。時として、同じストレスを長期間にわたって感じ続けることや、耐え難い重度のストレスに身をおくこともあり得ます。そのような場合、子どもの肉体や精神の安定は損なわれ、その結果として病気・異常行動などの異変が表れてきます。

 
子どもに表われる問題を、親が鏡として、自分の課題と捉えることができれば、親の成長のために、どんなに子どもたちが悩み苦しみ、尽くしてくれているかに気づくことができます。大抵の親は自分本意に子どもを愛しますが、無意識にコントロールを用い、見返りを求め、子どもの真性を傷つけていることもあるのです。