真性をはぐくみましょう

私たちはまっさらな真性のまま生まれてきます。

 

しかし、一歩外へ出て現実社会の中を生きる過程で、食べるため、生活するための仮の自分「仮性、あるいは魔性と呼ぶべきような性質」(以下「仮性」といいます)がどこかで真性と折り合いをつけながら誰もがこの世を生きのびています。

 

親が身につけてきた「仮性」は、無意識にまたその子どもたちに引き継がれてゆきます。

 

幼い子どもは、「真性」のまま家族を愛しますので、家族が「仮性」で自分に接しても、それをあるがまま受け止めます。しかし、自分の「真性」より大好きな家族の「仮性」を優先させることにより、子どもたちの内面にゆがみが形成されてしまうのです。反抗期になると、自我が発達し、家族の「仮性」をあるがまま受け止めることが困難となり、内面の苦悩とゆがみはさらに拡大してゆきます。

 

自分の幼いころ、自分の思春期を思い出してみてください。

誰もが、家族や世間と折り合っていくために苦悩の心情を通過していますよね。

 

「そんなことは生きていくうえで当然」という思考が湧いてきましたか?

あなたが生きてきた時代当然と受け止められたことが、今を生きる子どもたちにとっても当然となるのも、もっと厳しくなるのも、子どもたちがより真性を守られてゆくのもあなた次第だとは思いませんか?

 

これがあればよいな~。こんなふうになればよいな~と過去私たちがイメージしてきたことが現実化している世界に私たちは暮らしているのですから。 

   

自分が大人となり、親となった私たちは、自分よりちいさな子どもたちが「真性」を少しでも失わずに育つために貢献できる立場にいるのです。

 

やがては親の事情と心情を子どもたちは心から理解し、その苦悩を解放できるようになります。

 

子どもに宿っている「真性」の輝きを何よりも大切に、周囲に流されずはぐくんでゆける親となりましょう。