アイデンティティ・クライシス

自分は何者であるのか?という原初の根源的な問いかけへの答えとしての「自己同一性」をアイデンティティといいます。

 

アイデンティティは、国家・民族・言語・帰属集団・職業・地位・家族・役割などの社会的な属性への帰属・関係によって自己認識する「社会的アイデンティティ」と実存的存在形式(私は私以外の何者でもなく唯一無二の存在であるという実存性)によって自己認識する「実存的アイデンティティ」に分けられます。

 

宇宙意識に立脚したとき、自己の(私は私以外の何者でもなく唯一無二の存在であるという)実存性は高まりますが、反面、社会的な属性への帰属認識とのギャップに捉われ、十分に主体性を発揮できない時期があります。

感性で受け取っている感覚と、観念で認識した内容、既存社会における自己認識、これらの間に自己同一性の不一致がおこり、一時的に自己不全感が続くこともあります。私たちは思春期にアイデンティティ・クライシス(自己同一性の危機)に陥り、自分探しを行うように、意識の思春期ともいえる転換期に、根源的な問いかけに戻り、調整を行う必要性があるのです。
  
意識の成長の視点でいえば、あなたの社会的アイデンティティが観念のうちに留まる限りは、成長は阻害されます。過去に確立された既存の社会的アイデンティティは陳腐化していますし、既成概念、想念、観念のうち、とくに執着にかかわる思考を手放さないと意識成長の恩恵は限定されてしまうのです。過去は常に尊敬をもって取り扱われねばなりませんが、過去が現在ある潜在性や未来の可能性を危機に晒してはならないのです。

 

意識の思春期は、社会的地位や名誉、権力、財力にかかわらず、多かれ少なかれ、成長を志向する誰もが通過する登竜門ともいえます。

 

心配することはありません。

やがで言動が一致し、宇宙家族としてのアイデンティティが確立されていきます。

既存の価値観に捉われず、唯一無二の個性を有す、かけがえのない真性を信じて輝いてゆきましょう。